食道炎(しょくどうえん)
概要 | 食道炎は食道が炎症を起こすもので、食道や胸などに痛みが生じて食欲がなくなる症状が見られます。長期化すると体重が減少し、誤嚥性肺炎を併発する可能性もあります。治療が成功しても、食道狭窄を後遺症として残す可能性があります。 |
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原因 | 食道炎は様々な原因が考えられますが、主にとがった金属片やプラスチック、鳥や魚の骨などの異物を飲み込んで食道を傷つけたり、咽頭炎や喉頭炎の炎症が食道にまで広がることが原因となるケースが見られます。伝染症や真菌症により、表面粘膜の炎症から潰瘍に及ぶこともあります。また、まれに胃炎などで嘔吐をくり返したときに食道を傷つけ、食道炎を起こすこともあります。 |
症状 | 嘔吐 食欲不振 よだれをたらす 元気がない 脱水症状 |
治療法 | 抗生物質や消炎剤を投与しながら、静脈輸液を行う場合もあります。食道狭窄を起こしている場合には、外科治療で食道の狭くなった部分を切除します。 |